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参院選2022「足元から」
LGBTQと差別 被害者救済巡り 与野党で温度差

選挙 | 神奈川新聞 | 2022年7月8日(金) 05:50

現在はゲイであることを職場に明かしている男性。「自分らしく働けている」と話す=横浜市内

 「自分は生きている価値がないと思っていた」

 横浜市に住む男性(46)はかすかに声を震わせた。同性愛者だと自覚して30年超。異性愛が規範とされる世の中で、自らを肯定できない時を長く過ごした。

 「なよなよしている」といった理由で「気持ち悪い」と拒絶されたのは幼稚園のころ。中学生になり恋愛感情が同性に向くと気付き、「素の自分を封印しようと決めた」。LGBTQら性的少数者を笑い物にするテレビ番組が日常的に放送された当時。「ゲイだと知られたら自分も笑われる存在になると思った」

 高校で同性の友人を好きになった。ゲイをあざける同級生の言葉に心がこわばり、自己嫌悪に襲われた。同性同士では結婚できないこの国の現実に、絶望した。でも、孤独を分かち合える相手はいなかった。18歳の時、自ら命を絶とうと大量の飲み薬を口に含んだ。

「同性愛がうつる」と排除

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