
参院選神奈川選挙区で、立憲民主党が公認候補2人のうち、宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員で新人の水野素子氏(52)に「党本部の支援を集中させる」との方針を固め、県連幹部に伝えていたことが5日、党関係者への取材で分かった。情勢調査の結果などを踏まえ、当選の可能性がより高いと判断した。“事実上の一本化”を図った格好だが、県連内にしこりが残るのは避けられそうにない。
複数の関係者によると、4日午前、党本部の西村智奈美幹事長から県連の阿部知子代表(衆院神奈川12区)と滝田孝徳幹事長に対し「今後は党の主力を水野氏に寄せ、確実に当選を図る」との方針が示された。その後、阿部氏が県連所属議員に党方針を伝えたという。