7月10日の投開票に向け、激しい議席争いが展開されている神奈川選挙区。県内を駆ける主な候補者の疾走ぶりを追う。(参院選取材班)
有権者と握手を交わし、支持を訴える日本維新の会の松沢成文氏=6月28日、川崎市中原区
「皆さん、信じられますか。15年前まで、この場所はたばこの吸い殻ばかりでした。今はどうでしょう。ごみ一つ落ちていません」
県内で猛暑日を記録した6月28日。工場跡地から高層マンション群に変貌を遂げた川崎市中原区の武蔵小杉駅前で、日本維新の会元職の松沢成文(64)は額に大粒の汗を浮かべ、スピーカー越しに問いかけた。
投票率が上がらないと