7月10日の投開票に向け、激しい議席争いが展開されている神奈川選挙区。県内を駆ける主な候補者の疾走ぶりを追う。(参院選取材班)

〈実績がある。だから、具体策がある〉。6月28日昼、横浜市港北区の日吉駅近くの商店街。梅雨明けしたばかりの青空の下、キャッチコピーを大きく印字したのぼり旗が風にはためいた。
肌を刺すような日差しが照りつける中、のぼり旗の先頭を歩くのは前県議で立憲民主党新人の寺崎雄介(50)。傍らには代表の泉健太がぴたりと寄り添う。候補者名を連呼しながら街を練り歩く「桃太郎」作戦だ。
党の顔が続々県内入り
候補者を追う 立民・寺崎氏 「現場主義」とことん
商店街を練り歩き、支持を訴える立憲民主党の寺崎雄介氏(右)と泉健太代表=6月28日、横浜市港北区 [写真番号:1097520]