7月10日の投開票に向け、激しい議席争いが展開されている神奈川選挙区。県内を駆ける主な候補者の疾走ぶりを追う。(参院選取材班)
演説会後に参加者とグータッチを交わす自民党の浅尾慶一郎氏=27日、藤沢市
マイクを握ると、おなじみのキャッチフレーズが口を突いて出た。「誰にでも何度でもチャンスがある社会をつくりたい」
公示から6日目の27日夕、藤沢駅前で真っ黒に日焼けした自民党元職の浅尾慶一郎(58)は力を込めた。失敗の経験を社会に還元することこそが「イノベーションの創出や疲弊する国内経済の処方せんになる」と繰り返し訴えている。
24年前の恩讐越えて