改選を迎える参院議員の任期満了まで3カ月を切った。神奈川で決戦に備える各党の動きを通して、混沌(こんとん)とした情勢に迫る。(参院選取材班)

「公明党は皆さんの命と暮らしを守り抜くことを徹底的に追求してきた」
4月2日、党青年局長の三浦信祐(47)は横浜市中区の桜木町駅前での演説でこう切り出した。党代表の山口那津男と携帯電話料金の引き下げや不妊治療の保険適用、教育費負担軽減など、1期6年の実績を具体例を挙げて説明。演説後には山口とともに若者からの要望を聞き取った。
参院選神奈川選挙区に立候補を予定し、2期目を目指す三浦。党代表が応援に入った背景には、党を取り巻く環境の厳しさがある。
イメージ傷つけた事件
混沌神奈川の陣 公明「政治とカネ」で試練 さらに逆風も
若者の要望を聞く公明党の三浦氏(左)と山口代表(右から2人目)=4月2日、桜木町駅前 [写真番号:1086666]