任期満了に伴う秦野市長選が16日、告示された。立候補したのは、ともに無所属で、届け出順に再選を目指す現職の高橋昌和氏(65)=自民、公明推薦=と新人で元市職員の佐藤伸一氏(54)の2氏。1期4年の高橋氏の市政運営に対する評価が主な争点となる。投開票は23日。
連合神奈川も支援する高橋氏は、前回選挙の公約だった全員喫食による中学校給食の実現をアピール。「昨年策定した総合計画に基づき、政策を一つ一つ実現させることが重要」とし、市内4駅周辺のにぎわい創出や表丹沢の魅力向上策などを訴える。
特定の政党からの支援を受けない佐藤氏は現市政を「後手に回り、独自性が発揮されていない新型コロナウイルス対策は市民に寄り添っていない」と強く批判。任期中の市長給与の削減や退職金の返上、医療費の18歳までの無料化などを訴えている。
期日前投票は17日から市内5カ所で行われる。
16日現在の選挙人名簿登録者数は13万5243人(男6万7539人、女6万7704人)。(最上 翔)