4年ぶりの衆院選が公示された。新型コロナウイルス禍が長引く中で、足元に広がる課題や不安。向き合っている人たちは政治に何を求めているのか。
「飲食店は協力金をもらえるのに、どうしてミニシアターはもらえないのか。映画館は芸術・文化に貢献していることに気が付いてほしい。映画を『娯楽だ』と一蹴する時代は終わったと思う」
横浜市中区のミニシアター「横浜シネマリン」支配人・八幡温子さん(65)は声を落とす。
新型コロナウイルス禍で苦境に立たされる映画業界。中でも芸術性の高い作品を上映するミニシアターは長引くコロナ禍で大幅に来館者が減り、閉館の瀬戸際に立たされている館もある。
小規模、適用されず
コロナ禍の現場から(7)協力金に面積の壁 瀬戸際の映画館
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横浜の映画文化を支えてきたミニシアター支援を訴える、支配人の八幡さん=横浜市中区の「横浜シネマリン」 [写真番号:879194]