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衆院選2021
【神奈川3区】候補者4人の横顔

選挙 | 神奈川新聞 | 2021年10月25日(月) 06:00

 31日に投開票される衆院選で神奈川18小選挙区には51人が名乗りを上げた。3区の立候補者の主張や人柄などについて紹介する。(届け出順)

日本経済を立て直す

中西 健治さん(57)自民 新

中西健治さん

 大学を卒業し、外資系の金融機関に就職。21年間、国際金融の最前線で働く中で、日本の存在感低下を肌で感じたといい、「日本経済が1流といえなくなったのは政治が2流だからだ」と考えるようになった。

 政治の道を志したのは「日本はこんなものではないという強いメッセージを発信し、正しい経済政策を行って経済を立て直し、日本の存在感を再び高めたい」と思ったからだ。

 2010年の参院議員選挙で初当選し、財務副大臣などを歴任。横浜市長選出馬に伴い議員辞職した小此木八郎・元国家公安委員長の後継として急きょ、衆院にくら替え出馬することになった。「準備期間は短く、ほぼゼロからのスタート。まずは名前を浸透させないと」と語る。

 「いつだって挑戦者」が座右の銘。マラソンやトライアスロンの大会参加経験があり、「スポーツと体を動かすことが好き」。57歳。

大学の講師から転身

小林 丈人さん(50)立民 新

小林丈人さん

 大学の非常勤講師として政治学を教えていたが、「机上の空論を学び教えるのではなく、政治の現場でこそ生かさなければ意味がない」と感じ、政治家を目指すようになった。 2015年には地方政治で力を尽くそうと、相模原市議選に立候補。初当選を果たしたものの、異議申し出を受けて行われた票の再点検で当選無効とされた。それでも政治への思いは消えず、生まれ育った横浜から国政を目指すことを決意した。

 大学院生のころの研究テーマは「直接民主主義」。コロナ対策を始めとしたさまざまな課題を念頭に、「官僚の力を借りながら、政治家が政治主導を実現していかなければ」と力を込める。

 好きな言葉はチャールズ・チャップリンの「人生に必要なものは、勇気、想像力、そして少しのお金」。「人生の現実を捉えている」として、深く胸に刻んでいる。50歳。

動物虐待防止に尽力

藤村 晃子さん(48)無所属 新

藤村晃子さん

 保護猫カフェを経営し、動物虐待を防ぐ活動を続けてきた。原動力は「動物が暮らしやすい社会は人間にとっても安全で豊かな環境になる」との思い。女性、子ども、高齢者のための社会づくりを目指している。

 20代の時にペットのトリミング専門学校に通い資格を取得。動物虐待を防ぐための取り組みが盛んな米国に留学して見識を深めた後、2011年に日本動物虐待防止協会を設立した。放送作家としても活動する。

 横浜へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対するため、8月に行われた横浜市長選への立候補を目指したが、「(IR)反対票が割れるのは避けたい」と出馬を断念。しかし「市民の声で政治を変えたい」との思いはより強まり、衆院選への挑戦を決意した。

 「政府の外国企業優遇によって日本の技術、雇用が失われてしまう。この国を守る」と訴える。48歳。

母のような政治家に

木佐木 忠晶さん(37)共産 新

木佐木忠晶さん

 山口県で生まれ育ち、父は共産党の現職山口県議。かつて町議をしていた母は何かあればすぐに飛んでいくタイプで、「生活相談のために駆け回る姿をみて、母のような政治家になりたいと思った。行動力や共感力を見習いたい」と振り返る。

 高校3年生の時に党員となり、「大好きな鎌倉大仏が近いから」という理由で神奈川大学へ進学。県内で政治活動を始め、2015年の県議選で初当選を果たしたが、2期目を目指した19年の県議選で落選した。

 長年、差別や人権問題に関心を持ち、ジェンダーや同性婚などの問題に取り組んできた。コロナ禍での政府の対応を「医療崩壊を招きながら、そのつけを国民に押しつけた命軽視の政治は許せない」と批判。「公平で公正な社会を目指す」として、自民党政治からの脱却を訴える。

 趣味は写真撮影。美しい風景を収めようと工夫を重ねている。37歳。

 
 

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