古都の今後の姿を方向づける選挙戦がスタートした。鎌倉市議選は18日告示され、定数26に対し39人が立候補する混戦模様となった。
新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われ、対策を講じながら街頭へと繰り出した各候補。市役所移転、新駅整備と一体的なまちづくり、コロナ対策─。重要課題が山積する中、25日の投開票へ向け7日間の論戦が繰り広げられる。
同市議選の告示日は例年、恒例行事の鎌倉まつり開催と重なり、観光客でごった返す中での幕開けとなるが、今回はコロナ禍で一変。行事の大幅縮小に伴って例年のにぎわいは見られず、従来とは様相が異なる選挙戦初日となった。
出陣式を開いた候補は消毒やマスク着用を徹底し、支持者との握手を「グータッチや肘でのタッチに変更した」と話す候補も。新人候補は「自転車で細かく地域を回り、政策チラシを配るなど支持を呼び掛けたい」と意気込んだ。
課題への処方箋は?
古都・鎌倉、春の陣 市議選が告示、7日間の論戦スタート
-
コロナ禍で密を避けながら政策を訴える候補者=鎌倉駅東口(画像を一部修整しています) [写真番号:589684]