
神奈川県は県動物愛護センター(平塚市)に保護された犬と猫の殺処分が2022年度もゼロだったと発表した。犬は10年連続、猫は9年連続でゼロを達成した。一方で、数が増え過ぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」が犬、猫とも深刻で、県は県動物愛護条例に基づき10匹以上飼っている場合は保健福祉事務所に届け出るよう求めている。
同センターでは横浜、川崎、横須賀市を除く県内で保護された犬や猫などを収容している。
22年度に保護された犬は前年度比38匹増の251匹。内訳は「所有者不明」が133匹、「飼えなくなった」が106匹などだった。猫は同200匹減の454匹を保護。内訳は「飼えなくなった」が266匹で、「前年度からの繰り入れ」が109匹などだった。