
川崎市は9日、認可保育所などに入れない市内の待機児童数(4月1日現在)が3年連続でゼロだったと発表した。統計開始の2000年度以降、利用申請者数と利用児童数は過去最多となったが、申請前後の案内を充実させたり、認可保育所の整備を進めたりして受け皿を拡充したことが奏功した。
市によると、就学前児童数は7万441人(前年度比3170人減)で減少傾向が続いているが、一方で利用申請者数は51・8%(同384人増)と高く、初めて5割を超えた。利用児童数も過去最多の3万4968人(同413人増)だった。希望の認可保育所などに入れなかった「保留児童数」は1523人(同29人減)だった。