立憲民主党の早稲田夕季氏(衆院神奈川4区)は21日の衆院内閣委員会で、困難を抱える人たちを伴走型で支援する一般社団法人「インクルージョンネットかながわ」(鎌倉市)を取り上げて「たらい回しを絶対にしない」と紹介し、孤独・孤立対策でも相談から支援へと確実につなぐ体制整備を政府に求めた。
同法人は孤立や社会的排除といった困難な状況にある人たちに柔軟な対応と継続的な支援を実施。神奈川の孤独・孤立女性支援事業では県と連携し、相談者が抱えるさまざま課題を切り分けて整理して適切な行政窓口や民間団体に同行支援することで課題の解決や改善につなげている。
小倉将信孤独・孤立対策担当相は「相談から支援へとつなぐ人の存在が非常に重要だ」との認識を示し、「官民で連携して検討し、相談支援体制の整備を推進したい」と応じた。