
大磯町が町立大磯幼稚園(大磯町大磯)を改廃して認定こども園を開園する計画を巡り、町議会は18日、臨時会を開き、町が再び提案した設計委託料を事実上否決した。
「信じられない。一番迷惑がかかるのは子どもたち」と設計委託料を盛り込んだ補正予算案に賛成した町議は憤る。
6対6の可否同数の末の議長裁決による事実上の否決は3月定例会と同じだが、今回は中身が違う。
情勢は3月定例会の後、変わっていた。設計費に賛成した吉川諭氏が町議を辞職して県議選に挑戦し、初当選。3月定例会では反対した鈴木京子氏(共産)が今回、「町側の説明に納得した」として賛成側に回った。これで賛成派が6対5で過半数となるはずだった。