小田原市は3月から市公式ホームページ(HP)を12年ぶりにリニューアルした。従来のデザインからアイコンや写真などのグラフィックを大きく見やすくした一方で、災害時にも対応できるよう、これまでの4倍の同時アクセスが可能になった。
2011年から稼働していたシステムを一新。過去には台風接近時に防災情報を求めてアクセスが集中しHPがダウンしたことから、新HPでは最大24万アクセスまで同時接続を可能とし、セキュリティー面も強化した。
デザイン面ではイラストを多用したシンプルな作りで検索機能も充実。複雑な行政制度や事業を紹介する動画も増やし、今後は1日1本の頻度で動画を配信していくという。
市HPはこれまで年間1千万回程度の閲覧回数だったが、新型コロナウイルスの影響で行政情報のニーズが高まり、閲覧数は増加傾向にある。新HPの閲覧数は約1200万回を目標とし、市担当者は「誰でも見やすく、市の政策を分かりやすく紹介したい」と話した。