神奈川県内６割の自治体が一斉に「１８歳まで全員無償」に踏み切った小児医療費助成制度は近年、自治体の「子育てのしやすさ」を計るバロメーターとして注目を集めてきた。県内でも多くの自治体が給食費無償化や現金給付など独自策を打ち出す一方で、子育て世代を自治体間で奪い合う現状に首長からは「健全な競争ではない」「まるで自治体によるサービス合戦」と恨み節も漏れる。
【記事と一覧表】移住者らの厳しい目も…各地の現状と新たな支援策
子育て支援はサービス合戦？ 神奈川で競争激化、恨み節も
１８歳までの小児医療費助成などの政策で人口がＶ字回復した大井町の新興住宅地。手前は２０２２年にオープンした「おおい中央公園」＝同町大井中央 ［写真番号:1147351］
各自治体の新たな子育て支援策 ［写真番号:1147353］
