
小田急電鉄は8日、伊勢原市内に新駅の建設を検討していくことを明らかにした。人の手を介さない「スマート新駅」で、伊勢原駅と鶴巻温泉駅の間に建設する新総合車両所の東側を想定する。市側は新たな都市計画道路を整備し、同社と市が連携して「近未来のスマートモビリティ社会に向けたまちづくり」を進めるとしている。
同日、市と同社は連携協定を締結。車両所建設と道路整備は2033年度に完了予定で、新駅について同社の星野晃司社長は「車両所ができる辺りに同時に開設を目指すつもり」と話した。
「スマート新駅」では無人運転バスなどのスマートモビリティを活用する構想を描くが、現時点で具体案は固まっていないという。実現すれば04年に開業した川崎市麻生区の「はるひ野駅」以来となる。
【下に地図】予定地付近のポテンシャルは?
小田急、伊勢原にスマート新駅検討 2033年度に車両所
総合車両所の建設予定地の串橋地区=伊勢原市串橋 [写真番号:1145043]
新総合車両所の建設予定地 [写真番号:1145201]
総合車両所の建設予定地の串橋地区=伊勢原市串橋 [写真番号:1145044]