内閣官房副長官は国政で注目を集める重要なポストだ。それが実に悲しい形で証明された。木原誠二副長官の子ども関係予算倍増騒動だ。岸田文雄首相が根拠をあやふやにする中、テレビ出演で「子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく」と「1人当たり」ではない「総枠」での倍増論を展開。「詐欺まがい」などと批判を浴びている。
同性婚を蔑視して更迭された秘書官といい、口は災いの元だ。とはいえどちらも主君の発言を取り繕おうとした結果で「忠ならんと欲すれば“公”ならず」との感もある。
菅義偉前首相(衆院2区)は諸処の説明不足を指摘されても…