南足柄市は13日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は第三セクター等改革推進債(約41億円)の借り換えなどで前年度比30・3%増の約206億円を計上。総額とともに過去最大規模となった。主要施策を継続させる本格予算編成で、加藤修平市長は「行政の停滞を避け、市民生活に配慮した」と述べた。
歳入はアサヒビール神奈川工場撤退の影響もあり法人税を40%減としたが、固定資産税などの増収により市税全体では0・6%減の約64億円を見込む。寄付金もふるさと納税の返礼品として人気を集めたビール需要の減少に伴い、33・2%減とした。
歳出は、投資的経費が54・1%増の約13億円で、土木費の運動公園などの外遊びの場整備などに着手する。
【2023年度当初予算案】
一般会計 206億3400万円(30.3%増)
特別会計 93億3500万円(3.2%増)
企業会計 30億6400万円(8.8%減)
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総 額 330億3300万円(16.9%増)
※100万円未満切り捨て