
大和市は9日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は7年連続のプラス編成となり、前年度比0・2%増で過去最大を更新した。待機児童ゼロの継続を目指す保育所施設型給付事業や環境管理センターごみ処理施設延命化事業などが増額編成の主な要因になった。
歳入は、柱となる市税収入が4・6%増で過去最大を見込む。このうち個人市民税が子育て世代の流入で6・4%増と好調を維持した。当初見込まれた約30億円の収支不足は事業を精査して圧縮、21億円を財政調整基金から繰り入れて賄った。
歳出は、小児医療費助成の対象を8月に高校生まで引き上げ、出産・子育て応援事業をスタート。老朽化する校舎外トイレの改修にも着手する。(山口 譲一、解説も)
【2023年度当初予算案】
一般会計 849億8000万円(0.2%増)
特別会計 445億500万円(2.3%増)
企業会計 254億2200万円(0.6%増)
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総 額 1549億700万円(0.9%増)
※100万円未満切り捨て