
小田原市は7日、2023年度当初予算案を発表した。748億円となった一般会計だけでなく特別、企業会計でも過去最大を更新し、総額で前年比10・8%増の1893億円となった。
歳入の柱となる市税324億円のうち、新型コロナウイルス禍の回復傾向もあり、個人税が4・7%増額。国の地方交付税が前年度比75%増額したことから臨時財政特例債による借り入れは63・2%減となった。
歳出は投資的経費が41・1%増で新規事業が並んだ。民間の省エネ設備導入関連で19億円、デジタル化推進に5億円を計上。小児医療費助成の所得制限撤廃に向けて2600万円を盛り込んだ。
特別会計は競輪事業の収入増を見込む。(深沢 剛、解説も)
【2023年度当初予算案】
一般会計 748億円(5.4%増)
特別会計 801億7800万円(20.7%増)
企業会計 343億2400万円( 2.6%増)
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総 額 1893億 300万円(10.8%増)
※100万円未満切り捨て