「私が戦争やむなしと考えていることはありません!」。岸田文雄首相は26日の参院本会議で、「政治の師」だった古賀誠・元自民党幹事長の言葉を引いた立憲民主党の水岡俊一氏の質問に色をなして反論した。
「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の保有を閣議決定した首相に対し、水岡氏は古賀氏がインタビューで語った「敵基地攻撃能力を持てば、完全に専守防衛を逸脱してしまうのではないか」との言葉を紹介。「総理は『政治の師』の言葉をどう聞くのか。絶対に戦争はしないという決意と確信はあるのか。まさか『戦争やむなし』と考えていることはないか」とただした。