
横浜市が、上瀬谷通信施設跡地(同市瀬谷、旭区)の利用推進に向けて、2023年度当初予算案に約150億円を計上することが分かった。テーマパークの開発などを掲げて基盤整備を進めるとともに、27年3~9月に開催される国際園芸博覧会(花博)の準備を加速させる。
市は、ほぼ手つかずとなっている跡地の区画整理に加え、周辺道路の整備などが着実に進行すると想定。22年度の2・5倍以上となる予算額を確保し、構想の具体化を急ぐ。
関係者によると、新たな道路を通すための都市計画決定や工事にかかる費用として87億円余りを計上する。公園の基盤整備には約32億6千万円、周辺道路の用地取得や設計、混雑緩和策の検討費用には約20億円を割り当てる。
東名新ICや新交通導入への費用は?
「横浜花博」予定地 上瀬谷跡地の整備費に150億円計上
上瀬谷通信施設跡地(資料写真) [写真番号:1134553]
花博会場のイメージ図。見どころをちりばめ、来場者の回遊性を高めるという(国際園芸博覧会協会提供) [写真番号:1134555]