
新型コロナウイルス感染症を巡り、県は27日、県内の警戒レベルを2番目に深刻な「レベル3(医療負荷増大期)」に引き上げた。発熱患者を診療する県内の医療機関のうち、年末年始に開院するのは1日平均で全体の約1割にとどまり、県は医療機関が逼迫(ひっぱく)する恐れがあると判断した。
レベルの分類や引き上げの判断基準はオミクロン株の特性に合わせて11月に見直されたものの、2番目に深刻なレベルに達するのは今年3月以来。黒岩祐治知事は「医療機関の逼迫を回避するために協力してほしい」と訴え、感染防止対策の継続を求めた。
インフル流行始まる
神奈川県、警戒レベル3引き上げ 年末年始の医療逼迫懸念
新型コロナの警戒レベルの引き上げを決めた県の対策本部会議=27日午前、県庁 [写真番号:1131198]
県内の新規週別感染者数の推移 [写真番号:1131250]