横浜市の山中竹春市長は21日の定例会見で、自身が考える今年の漢字に「歩」を選んだ。現在、市会で審議する中期計画原案のほか、財政ビジョンや行政運営の基本方針を策定したことに触れ、「未来に向けた大きな歩みを踏み出したという意味を込めた」と説明した。
山中市長は、今年策定した方針は新しい横浜をつくるためのものだと強調。さらに、来年以降に結びつく取り組みとして、新しい組織作りや職員の働きやすさ、若手職員のモチベーションアップを可能にする仕組み作りに着手したと振り返った。
また「市民の声を大切にする」ことが信念だと述べ、地域に足を運び、多くの市民と対話してきたと回顧。「今後も市民の声を聞くべく、さまざまな地域に足を運び、意見を伺っていきたい」と意気込んだ。
市長は就任1年目の昨年、市職員と心を一つに課題に取り組んだなどとして「一」を選んでいた。(加地 紗弥香)