政府が新型コロナウイルス対策で導入した接触確認アプリ「COCOA(ココア)」を巡り、河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は1日の参院予算委員会で「私もコロナに感染したが何の表示もなかった」と自身の感染経験を踏まえ初めて批判した。デジタル庁で進めている総括について「年内をめどにまとめ、報告したい」と説明した。国民民主党の伊藤孝恵氏への答弁。
政府関係者によると、内閣府の特命担当相として菅義偉首相(2区)の下でワクチン接種事務を指揮した河野氏は、ココアなど厚生労働省が主導したシステムの入力の煩雑さを問題視していたという。