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区画整理事業が映す体質
相模原市の病巣(1)瓦解 立ちはだかる「地中障害物」

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2022年11月7日(月) 05:00

 ずさんな事業計画や職員の不正行為が次々と発覚した相模原市の区画整理事業はなぜ、推し進められたのか。組織に潜む病を描く。


区画整理の事業予定地は雑草が生い茂り、廃棄物混じり土を覆うブルーシートが点在していた=22年9月、相模原市南区

 2022年9月15日。

 相模原市の松枝裕二参事は同僚職員と共に、同市南区の麻溝台・新磯野地区へ車で向かっていた。同地区の区画整理事業を所管する整備事務所の所長に就任して2年7カ月。幾度となく通った県道507号は大型トラックが行き交っていた。

 この日は記者の取材に対応することになっていた。地区内は広く、歩いて回ることはできない。現場到着後に記者と合流すると、再び車に乗り込んだ。

 「電灯がないから、夜になるとこの辺りは真っ暗ですよ。人けもないから、いまだに不法投棄もあるんです。3日前も、道路の脇にベッドのマットと冷蔵庫が捨てられていました」

 ハンドルを握る同僚が苦笑いを浮かべる。路上は雑草が生い茂り、周囲に点在する小山にはブルーシートが覆いかぶさっていた。

 同年5月、本村賢太郎市長は事業再開を決定。約3年の中断を経て再び動き出したが、松枝所長は言う。

 「少しずつ前に進んでいると思います。でも、まだ整理しなければいけない課題が多く、ことあるごとに過去に引き戻されるような感覚です」

取り残された荒廃地

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