
川崎市の御幸公園(幸区)と鷺沼公園(宮前区)に、移動式バスケットゴールが設置された。市の実証実験で、来年2月までバスケットゴールの需要や騒ぎ声などによる住民生活への影響を検証する。
市内では高津、多摩、麻生区の公園計6カ所にも設置されているが、夜間に利用され、市が住民の苦情を受けて撤去する公園も増えている。一方で、バスケットボールの人気が高まり、商業施設「ラ チッタデッラ」(川崎区)やカワサキ文化会館(同区)でコートが作られ、環境整備も進んでいる。
ゴール設置を求める市民の要望も増えており、市は10月から実証実験を開始。住民生活に配慮し、騒ぎ声が影響しにくい場所にある公園を選定し、御幸公園に一般用のゴール(高さ約3メートル)、鷺沼公園にジュニア用(高さ2・6メートル)を設置した。