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藤沢市役所にリモートスペース 個室型作業2台を開設

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2022年11月5日(土) 11:50

リモートワーク用個室開設へ事業者と協定を締結した鈴木市長(左)=藤沢市役所本庁舎

 藤沢市役所本庁舎5階の市民ラウンジに個室型リモートワーク用スペース2台が開設され、1日から来庁者向けサービスが開始された。新型コロナウイルス禍を背景とした働き方や生活様式の変化を踏まえ、庁舎を有効活用。15分125円(1時間500円)から貸し出す。

 設置された完全個室作業スペース「Remotework BOX」は高さ2・35メートル、幅1メートル、奥行き1・3メートル。Wi-Fi、電源設備、換気扇を完備し、年末年始を除く午前8時半から午後9時まで利用できる。2Links(東京都)が運営するウェブサイトで会員登録(無料)し、オンラインで予約する。

 市とリモートオフィス事業を手がける同社が同日、連携協定を締結。設置場所を提供した市に対し、同社が売り上げの一部を設置料として還元する。

 同社は1年半前からRemotework BOXを関東地方を中心に全国展開している。県内の市役所での開設は同市が初めてという。

 市は来庁者が仕事や自己学習に活用することを想定。災害発生時に庁舎に避難者や帰宅困難者を受け入れる際には無償で利用してもらう。

 市役所内の職場との模擬利用を行った鈴木恒夫市長は「静かな環境の中で落ち着いてリモートワークに集中できる。今日的なサービスとして広く市民に利用してもらいたい」と述べた。(宮崎 功一)

 
 

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