赤い羽根共同募金運動が全国で一斉に始まった1日、JR川崎駅周辺で街頭ボランティアへの激励会が行われた。3年ぶりの開催で、福田紀彦川崎市長、首藤健治神奈川県副知事、並木裕之県共同募金会会長らが協力を呼びかけた。
オープニングセレモニーで並木会長は「共同募金運動は1947年に開始され、赤い羽根に込められた助け合い、思いやり、幸せという思いをつなげながら、その時々に必要な福祉活動を応援している。コロナ禍での一層の支援をお願いしたい」と話した。
県内ではこの日、160駅で約2千人のボランティアが街頭募金活動に参加。昨年度に始めた交通系ICカードによる募金に加え、本年度から新たにスマートフォン決済サービス「auPAY」を導入し、駅利用者らに協力を呼びかけた。
同会によると、昨年度は県内で約10億8800万円が集まり、コロナ禍での生活支援事業、子ども食堂などに活用された。本年度は12億円を目標に掲げている。