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横浜・三ツ沢公園 2万人超球技場も視野 新設へ4案検討

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2022年9月14日(水) 05:40

三ツ沢公園=横浜市神奈川区

 三ツ沢公園(横浜市神奈川区)での球技場新設を巡り、市が収容人数2万人以上の大型球技場の建設も視野に入れ、四つの案を検討していることが13日、神奈川新聞が入手した資料で分かった。大規模な宅地造成や樹木伐採、広場やテニスコートの撤去などを必要とする案もあり、影響が懸念される。

 市が開示した「三ツ沢公園球技場整備計画検討委託報告書」によると、新球技場の建設地として検討されているのは▽桜山付近▽補助陸上競技場付近▽既存球技場と同位置▽上記3案の改良案-の4案。

崖地になっている補助陸上競技場の北側=三ツ沢公園

 花見客でにぎわう「桜山」に建設する案では、予定地の高低差が11メートルあるため、大規模な土地の造成工事(切土)による建築コストの増加を指摘。桜をはじめとする樹木の伐採面積は約1万5千平方メートルと試算した。また、自由広場か第2テニスコートを撤去するとしている。

 補助陸上競技場付近も東・北側は崖地のため切土や盛土が必要。この案では第2テニスコートと自由広場両方を撤去するとした。同競技場の代替策として、新球技場のスタンド下に直線コースを設置できるとしている。

市が公表している新たな球技場の配置イメージ(横浜市提供)

 2案はいずれも青少年野外活動センターの移設が必要で、市の担当者は「影響を受ける施設は公園内外含めて移設先を幅広く検討する」と話している。

 既存球技場の建て替え案は「屋根の設置で芝生の生育状況に影響し、現在と同等の稼働日数を確保できない」「スタンド(観客席)の規模に制約がある」などと指摘。同案については市が既に採用しない方針を示している。

 改良案は報告書を取りまとめる1カ月前に市が検討を依頼。桜山と補助陸上競技場にまたがる形で配置されているが、利点や課題などの詳細は明らかになっていない。

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