自民党が今週行う見通しの役員人事で、国会対策副委員長に、小泉進次郎元環境相(衆院11区)と牧島かれん前デジタル相(17区)を起用する方向で最終調整に入った。閣僚経験者を国対副委員長に起用するのは異例で、政調副会長には坂井学元官房副長官(5区)を充てる方向で調整している。関係者への取材で分かった。
小泉氏は当選5回。党青年局長や党筆頭副幹事長などを歴任し、安倍政権下の2019年に環境相として初入閣。その後の菅内閣でも再任された。国対担当への起用は本人が希望した。
牧島氏は当選4回。女性として初の党青年局長や党遊説局長などを歴任。昨年発足した第1次岸田内閣でデジタル相として初入閣した。
坂井氏は当選5回。党副幹事長などを歴任し、安倍政権では財務副大臣や総務副大臣兼内閣府副大臣に就任、20年発足の菅内閣で官房副長官に就いた。(三木崇、有吉敏)