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新型コロナ
神奈川県内、減少傾向も高止まり 対策強化宣言から2週間

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2022年8月16日(火) 21:30

定例会見に臨む黒岩祐治知事=16日午後、県庁

 新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う「BA・5対策強化宣言」の発出から2週間がたった。県内の1日当たりの新規感染者数は減少の傾向が見られるものの依然として1万人近い人数が確認され、高止まりしている状況だ。黒岩祐治知事は「気を抜くことなく、感染者の推移を見守りたい」と注視している。

 県はオミクロン株派生型BA・5による感染急拡大への対応として、政府が新設した対策強化宣言を2日に発出。県民に対して▽基本的な感染防止対策の徹底▽ワクチン接種の積極的な検討▽高齢者ら重症化リスクの高い人を守るため、家庭内でもマスクを着用─などを呼びかけた。

 また、発熱患者を診療する医療機関が逼迫(ひっぱく)しているとして、2~64歳で基礎疾患がないなど重症化リスクが低い人に対しては、市販の検査キットなどで陽性かどうか確認し、医療機関を受診せずに療養する「自主療養制度」の活用を求めている。高齢者らへの外出自粛は要請していない。

 県内の新規感染者数は7月27日に過去最多となる1万6554人を確認(後日、3人取り下げ)。その後も1万人を上回る日が続いていたが、13日以降は1万人を下回っている。前週の同じ曜日を下回るのは16日で7日連続となった。ただ、感染者数に含まれない自主療養者も連日4千人程度いる。

 知事は16日、「宣言と関係しているかは今の時点で分からないが、感染者数は下がってきている感じはする。このままピークを越えて減少してくるとありがたい」と説明。宣言の期間は31日までで、「感染者の減少がこのまま続くのか、しっかり見極めないといけない」と述べた。
(川口 肇)

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