県は2021年に県内で自殺した人が前年比47人減の1222人だったと公表した。人口10万人当たりの自殺者数を表す自殺死亡率は同0・5ポイント低下の13・2で、3年連続で全国最低だった。
県は新型コロナウイルス禍の長期化や物価上昇などを背景とした生活の困窮で、不安や悩みを抱えている人が少なくないとみて、相談事業の強化や自殺の兆候を見逃さず支援につなげる「ゲートキーパー」の養成などを進める方針だ。
自殺者の男女別は男性が791人(前年比20人減)、女性が431人(同27人減)。年代別では50代の245人が最多で全体の2割を占めた。以下、40代(199人)、30代(186人)、70代(165人)の順に多かった。30代は前年比32人の増加となった。
【下表:県内の自殺者数と自殺死亡率の推移】
神奈川の自殺死亡率、3年連続で最低 前年比も47人減
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神奈川県庁 [写真番号:1106046]
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県内の自殺者数と自殺死亡率の推移 [写真番号:1106047]