藤沢市観光協会は23日、定時総会と理事会を開き、湯浅裕一会長を再任した。任期は2024年6月まで。新型コロナウイルス禍の収束後を見据え、全国屈指の観光地、江の島をはじめ市内観光をどう活性化していくのか。ニューノーマル(新常態)の発想から生まれる新たな観光推進へ向けた展望を聞いた。(聞き手・宮崎 功一)

-市内観光はコロナ後を見据えて新局面に入りつつある。2期目の抱負は。
「朝から藤沢の観光地へ訪れ、日中はゆったりと過ごし、夜はナイトイベントや食事を楽しみ、宿泊してもらう。江の島や市内北部の観光資源を十分に生かし、滞在型、通年型の観光地の実現を目指したい。市南部ばかりでなく北部の観光も同時に盛り上げていきたい」
-コロナ禍を契機にマイクロツーリズム(近隣への観光)が浸透してきた。