箱根町は2日、2021年の入込観光客数を発表した。過去最少だった前年よりは7・4%増え、4年ぶりに増加に転じたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で過去2番目に少ない1350万人だった。
内訳は、日帰り客1095万9千人(同12%増)、宿泊客254万1千人(同8・9%減)。マイクロツーリズム(近隣への観光)志向の高まりで日帰り客が増えた一方で、宿泊客数は記録がある1972年以降で最少となった。
21年は、延べ約9カ月が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など行動制限の対象になった。2月にはオフシーズンも重なった影響で、観光客数がコロナ禍以前の半分にまで落ち込むなど厳しい状況が続いた。
外国人観光客も激減
箱根の2021年観光客数 4年ぶり増加も宿泊は過去最少
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箱根湯本駅前の商店街(資料写真) [写真番号:1091224]
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箱根町が2021年の入込観光客数を発表した会見=2日、町郷土資料館 [写真番号:1091222]