真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿抄本を不正に複写し持ち出した問題で、町の第三者委員会は28日、松本町長の行為が窃盗や地方公務員法違反(守秘義務違反)や公職選挙法違反(買収、職権乱用による選挙の自由妨害)などの疑いがあるとして町側に刑事告発と損害賠償請求を求める報告書を松本町長に提出した。持ち出された名簿には有権者個人の投票状況に関する記載があったことも発覚。投票の秘密が侵害され、第三者委は「民主主義の基礎を崩した」と糾弾した。
答申を受けた松本町長は会見し…
真鶴名簿不正問題で町第三者委 松本町長の刑事告発求める
町による自らの刑事告発について明言を避ける松本町長=真鶴町役場 [写真番号:1084318]
第三者委員会の報告書を受け取る松本町長(右)=真鶴町役場 [写真番号:1084319]