大和市は21日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比2・0%増で過去最大、プラス編成は6年連続になった。人口の微増を背景に待機児童ゼロの継続を目指す保育所の増設や環境管理センターの延命化工事などが要因。
歳入は、景気の持ち直しで市税が5・6%の増収を見込む。このうち個人市民税は6・4%、法人市民税は業績改善で41・2%とそれぞれ増加に転じた。財政調整基金からは繰り入れを2・1%減に抑える。
歳出は、長期化するコロナ禍で苦境に立つ事業者を支援するクーポン券発行や空き店舗活用の補助などの費用を新規計上。ソフト事業では、健康都市大学で毎月開催する学園祭や、シニア向けスマホ講習会などを行う。(山口 譲一、解説も)
【2022年度当初予算案】
一般会計 848億円(2.0%増)
特別会計 435億600万円(2.7%増)
企業会計 252億6400万円(7.9%増)
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総 額 1535億7000万円(3.1%増)
※100万円未満切り捨て