
小田原市は9日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は初めて700億円の大台に乗り、総額も前年度5・1%増の1709億円で2年連続過去最大を更新した。
歳入の柱となる市税全体で前年度比2・9%(9億円)増。新型コロナウイルス禍の経済活動の再開に伴って個人市民税3・8%増、法人市民税6・9%増と伸びた一方で、借金に当たる臨時財政対策債の発行は9億円減額(32・1%減)となった。
歳出は新規事業がめじろ押しで投資的経費が前年度比6・7%増。デジタル技術を活用した脱炭素社会創成や「美食」のまちづくり、小田原駅西口の再開発などが本格稼働する。26年度の開院を目指す市立病院の建て替えも9億7千万円を計上した。(深沢 剛、解説も)
【2022年度当初予算案】
一般会計 710億 万円(2.3%増)
特別会計 664億4400万円(9.5%増)
企業会計 334億5800万円(2.8%増)
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総 額 1709億 200万円(5.1%増)
※100万円未満切り捨て