
自民党総裁選への立候補を表明している河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は16日、神奈川新聞社などのインタビューに応じ、選択的夫婦別姓と同性婚に賛成する考えを明らかにした。「いずれも賛成だ。価値観が問われる問題。党議拘束をかけずに国会で広く議論して結論を出すことが大事だ」と述べた。
同性婚については「憲法上の問題をどうするかという問題もある」とも語った。
総裁選の最大の争点を問われた際には「自民党が国民の声に耳を傾ける政党であり続けるのか、それが一番問われている」と指摘し、各派閥による水面下での引き締めをけん制。「総裁が総理になることを考えれば、国民に近い党員の絶大なる支援を得て勝つことが非常に重要だ」と力を込めた。
拉致問題については「早期解決のためにはトップ会談しかない。最大限の外交努力をしていきたい」と説明。週刊文春に「パワハラ常習」の見出しで官僚とのやりとりを報じられたことには「言葉遣いは丁寧にしなければならない」と反省を口にしつつも、「規制改革の現実を見ずに役所の理屈は通らないことは厳しく指摘したい」と強調した。
首相退陣の要因は?
河野氏、選択的夫婦別姓と同性婚に賛成「国会で広く議論」
自民党総裁選を翌日に控え、インタビューに応じる河野行革相=16日、国会内 [写真番号:829505]
自民党総裁選を翌日に控え、インタビューに応じる河野行革相=16日、国会内 [写真番号:829506]