菅義偉首相(衆院神奈川2区)は10日、衆参両院の予算委員会に臨み13人と論戦した。
会期末まで約1カ月となった後半国会のヤマ場。「短期集中」を掲げた大型連休中の新型コロナウイルス対策を巡り甘さを追及され防戦に追われた一方、「失礼だ」と反論する場面もあった。
衆院での審議で立憲民主党の枝野幸男代表は「宣言解除のたびに『専門家の意見でまとめた基準で判断した』と繰り返すが、そもそもその内容が甘い」と断言。
「甘い基準が感染を拡大した。専門家におもねらず厳しい方針を選択するのが政治の責任」と指摘した。
色なす首相、五輪開催は?
「五輪ファースト」に、首相が反論「ファーストではない」
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答弁を巡って審議が中断した参院予算委員会。左中央が菅首相=10日午後 [写真番号:615133]
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参院予算委員会で、菅首相の立憲民主党・蓮舫氏への答弁を巡り、与野党理事が委員長席に集まった=10日午後 [写真番号:615132]
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参院予算委員会で、クールビズ姿で答弁する菅首相。後ろはネクタイを着用する河野行革相=10日午後 [写真番号:615138]