新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、黒岩祐治知事は23日、改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の対象区域を横浜、川崎、相模原の3政令市以外にも拡大させる考えを示した。
関係者によると、鎌倉、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の6市で調整しているという。拡大させる区域は24日に県の対策本部会議で決める。
知事は、隣接する東京都に緊急事態宣言の発令が決まったことから、重点措置の対象区域内の飲食店に終日、酒類の提供自粛を要請する方針も明らかにした。
「神奈川だけ酒を提供していたら、人が流れてくる可能性がある。重点措置のエリアの飲食店は5月11日まで、お酒は一切なしとお願いすることになると思う」とし、要請に向けて政府と調整していると説明した。
期間は大型連休前から5月11日までを想定している。