災害時の一時的な避難場所をマンションが近隣住民に提供するなどの取り組みを広げようと、横浜市は本年度から、「地域防災力向上マンション(仮称)」の認定制度を導入する。
耐震性があり、浸水対策などを講じた物件が対象で、訓練や備蓄、避難を通じた地域との連携を評価する。
深刻な風水害が各地で相次ぐ中、市内の住宅戸数の約半数を占めるマンションの安全性を高め、地域の防災拠点として活用する狙いだ。
市によると、仙台市などが同様の認定制度を導入済みだが、神奈川県内では初の試み。
自立、地域連携で評価
マンションの防災力、星三つで評価 横浜市、認定制度導入へ
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マンションと近隣住民が連携した防災イベント。こうした取り組みが評価の対象となりそうだ=2015年5月、横浜市神奈川区 [写真番号:570541]