神奈川県は22日、藤沢市と二宮町に津波災害警戒区域を指定した。両市町では今後、最大級の津波が押し寄せた場合の水位を考慮したハザードマップの作製や要配慮者利用施設の避難計画づくりなどが進められる。
県内の警戒区域はこれで小田原市などを含む5市町に拡大した。
県によると、区域の面積は藤沢市が4・8平方キロ、二宮町は0・4平方キロ。
既に県が公表済みの津波浸水想定の範囲と同じだが、区域指定に伴い、津波が建物にぶつかった際の上昇分を加味した「基準水位」が10メートル四方に区切ったますごとに示された。
【下に地図:県内沿岸15市町の津波災害警戒区域の指定状況】