
秦野市は22日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は新型コロナウイルスのワクチン接種や中学校の完全給食実施に向けた環境整備などの事業を盛り込み、前年度比3・4%増で、過去最大となった。
歳入は、柱の市税がコロナ禍で過去最大の減収幅となる15億1千万円減を見込む。個人市民税が9・4%減、法人市民税は29・2%減。不足分は市債発行額を13・8%増やし、財政調整基金から約11億円を取り崩して賄う。
歳出は、ワクチン接種事業に約9億7800万円を計上。観光資源の表丹沢の魅力向上を図る諸施策や、伊勢原市との消防指令センターの共同運用、空き家を活用した移住に関するモデル事業の展開などにも配分した。
【2021年度当初予算案】
一般会計 524億3000万円(3.4%増)
特別会計 324億6900万円(0.1%増)
企業会計 84億7700万円(7.2%減)
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総 額 933億7600万円(1.1%増)
※100万円未満切り捨て