山北町は15日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は0・8%増で2年連続プラス編成となった。新型コロナの影響による大幅な税収減から貯金に当たる財政調整基金(財調)を9年ぶりに取り崩した。
歳入は、町民税の個人8・2%減、法人19・9%減などが響き、町税全体で約1億円(10・8%)減となった。一方、ふるさと納税が好調で寄付金は16・2%増の5億2300万円を計上。財調からは1億円を繰り入れた。
歳出は、移住促進に向け水上住宅整備に約600万円、山北スマートインターチェンジの工事負担金として1700万円を計上した。
【2021年度当初予算案】
一般会計 49億1900万円(0.8%増)
特別会計 33億7400万円(2.0%減)
企業会計 2億7200万円(1.4%減)
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総 額 85億6600万円(0.4%減)
※100万円未満切り捨て