横須賀市は10日、総額3137億8800万円の2021年度当初予算案を発表した。市税収入の大幅減を見込むものの、新型コロナウイルス対策の影響が大きく一般会計は1595億1千万円で前年度比1・1%増となった。
歳入は、市税収入が7・3%減の546億3360万円を見込む。個人市民税は6・8%、法人市民税は32・7%の減。市債は地方交付税の一部が臨時財政対策債に振り替えられたことで30・9%増。財政調整基金の取り崩しは、これまでで最も少ない38億5千万円に抑えた。
歳出は感染症対策に約35億円、中学校完全給食開始に伴う運営経費が約7億円。収入減への対応で内部管理経費を見直し、人件費は2・7%減とした。(尹 貴淑)
【2021年度当初予算案】
一般会計 1595億1000万円(1.1%増)
特別会計 1092億5800万円(1.6%減)
企業会計 450億2000万円(8.0%減)
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総 額 3137億8800万円(1.3%減)
※100万円未満切り捨て