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神奈川県予算案、一般会計7.6%増 コロナ対応で歳出膨張

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年2月10日(水) 05:00

2021年度当初予算案を発表する黒岩知事=県庁

 県は9日、2021年度当初予算案を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大後、初となる当初予算案の編成となり、一般会計は前年度に比べ7・6%増で過去最大となる2兆484億円を計上。コロナ禍の影響などによる財源不足は起債や基金の取り崩しで収支の均衡を図った。黒岩祐治知事は会見で「新型コロナを乗り越えていくことが最重要課題だ」と強調。予算案は10日開会の県議会第1回定例会に提出する。

4年連続で過去最大更新

 一般会計、特別会計、企業会計の総額は4兆2452億円で、4年連続過去最大を更新。知事は会見で「徹底した事業見直しを行う一方、新型コロナ対策や水防災戦略などの県民生活に直結する事業には重点的に取り組む」と訴えた。

 一般会計は、歳入の約6割を占める県税を5・8%(705億円)減の1兆1425億円と見込む。このうち個人県民税は2・8%(94億円)、法人2税(県民税、事業税)は8・9%(253億円)のダウン。長期化する新型コロナの影響を受けた。財政調整基金から過去最大の690億円取り崩し、予算編成に当たっての減収補塡(ほてん)債の発行は576億円に上った。インターネット販売が好調の競馬事業の収益配分金では前年度比5億円増を見込んだ。県主催イベントの中止など、事業の見直しでは110億円を捻出した。

 借金に当たる県債の発行額は59・1%増の2918億円。臨時財政対策債は2140億円と103・8%増の大幅な増加となった。償還を進める県債残高は2年連続増加し、3兆4001億円となった。

 歳出は、2・1%増の介護・医療・児童関係費が4066億円。人件費などを含む義務的経費は1・3%増の1兆5898億円となった。歳出全体に占める割合は77・6%で、4・9ポイント低下した。

 政策的経費は37・3%増の4585億円。新型コロナ対策のため、その他が90・9%増の2494億円と膨らんだ。コロナ禍でも、風水害対策や県立学校の校舎の耐震化、トイレの洋式化といった教育施設整備は推進する。(川口 肇)

【2021年度当初予算案】
一般会計 2兆 484億円(7.6%増)
特別会計 2兆 474億円(4.4%減)
企業会計   1493億円(0.5%増)
……………………………………………
総計   4兆2452億円(1.2%増)
※1億円未満切り捨てのため合計が一致しない場合がある
※カッコ内は2020年度当初比

当初予算の使い道
一般会計当初予算案

【解説】“黒岩カラー”鳴り潜め

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