
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の賛否を問う住民投票条例案の審査が行われた7日の横浜市会政策・総務・財政委員会。約5時間20分にわたる議論の中、賛成した委員からは市民からの直接請求という「民意」を反映することの重要性が指摘された一方で、反対した委員からは、具体的な計画が示されていない段階での住民投票は時期尚早とする意見が出された。
条例案は、林文子市長が「意義を見いだしがたい」などと否定的な意見を付けて6日の市会本会議に提出。質疑でも「代表民主制は健全に機能している」などと、条例制定に否定的な考えを重ねて強調していた。
賛成「民意反映できていない」
5時間超の攻防 住民投票に賛成、反対それぞれの意見は
住民投票条例案を賛成少数で否決した横浜市会政策・総務・財政委員会=7日午後4時40分ごろ [写真番号:471878]