菅政権が9月に発足して以降、選択的夫婦別姓の議論が活発化している。制度について異なる立場を取る自民党の野田聖子幹事長代行、片山さつき元地方創生担当相に、見解を聞いた。
「生きやすくするための政治」 党幹事長代行・野田氏

初当選した1993年から選択的夫婦別姓を尊重してきた。同姓制度は明治時代、ドイツの法律に準じて生まれたが、ライフスタイルが変化してドイツが1990年代に法改正したように、法律は常に国民生活と連動する。法改正のために立法府はある。一日も早く、次の日本のポテンシャルになるよう、変えていきたい。
議論がこれまで噴火しなかったのは、少なくともこの8年ほどは、一国会議員としても夫婦別姓反対の立場を取ってきた安倍晋三氏が首相だったから。菅政権に変わり、前向きな発言も出るようになった。菅氏は「安倍継承」と言いながらも、そこは全然違う。
望む人いる、甘くない… 野田聖子、片山さつき両氏に聞く
選択的夫婦別姓導入への思いを語る野田聖子氏=15日、自民党本部 [写真番号:449699]
選択的夫婦別姓を巡る議論の不備について指摘する片山さつき氏=16日、参議院議員会館 [写真番号:449709]
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